概要

現代社会はリスク社会と呼ばれています。学校も例外ではありません。昔から事故や事件はありました。私たちが多くの情報を手にし、事故や事件に事前に対応できるようになったからこそ、それらが「リスク」として認識されたのです。学校でのリスク対応を考える上でも、この視点は欠かせません。不確実性の下でどう行動すべきか、それはまさに現代的教育課題として問われている、正解ない中での価値を創造する能力の育成、とも軌を一にするものです。

幼稚園から南極・高所登山まで、リスクのある幅広い場所での研究経験と、研究知見を活かした実践活動、研修活動の経験を社会に還元します。

関連する取り組み

・静岡県体育協会スポーツ科学委員(村越真)
・(公社)日本オリエンテーリング協会理事(村越真)
・文部科学省登山研修所(現国立登山研修所)専門調査委員(村越真)
・2019年~南極観測第Ⅸ期中期計画萌芽研究観測「過酷な自然環境におけるリスクマネジメントの実践知の解明」研究代表者(村越真)

主な研究成果

・村越真・河合美保・鈴木秀志・羽田秀樹(2019)
安全教育の実施状況とその規程因としての教員の属性:静岡県西部2市の義務教育教員を対象として. 安全教育学研究,18(1),37-49.

・村越真・河合美保(2019)
リスクコミュニケーションによるリスクとその共有に対する態度の変容.教科開発学論集、教科開発学論集,7, 1-10.

・満下健太・村越真(2018)
三相因子分析による大学生の小学校の体育的活動に対するリスク認知分析. リスク研究学会誌、28 巻 1 号 p. 13-21. 

・村越真・満下健太(2020)
過酷な自然環境における実践知:南極観測フィールドアシスタントのリスクマネジメントの分析、認知科学、27(1),23-43.

ハラスメント研修実績

・公立大学法人 静岡文化芸術大学
・日本オリンピック委員会(JOC)職員向け研修
・日本オリンピック委員会(JOC)強化指定選手向け研修
・中央競技団体(NF)向け研修
・清水エスパルス

防災・ハラスメント・リスク教育に関するニュース記事