静岡市駿河区の駿河総合高校の高校生が、静岡大教育学部の藤井基貴准教授やゼミの学生から、子どもに伝わりやすい防災の指導方法を学びました。テレビ静岡に『「防災色鬼」や「防災じゃんけん」遊んで学ぼう! 高校生が作った動画』という記事にて取り上げられましたので、ご案内させていただきます。

記事のリンク先では、ニュース映像も閲覧できますので、ぜひご覧ください。

子供たちに楽しみながら防災を学んでもらおうと、静岡市駿河区の高校生が動画を制作した。様々な災害時に必要な行動を、遊びを通じて分かりやすく教えてくれる。

静岡市駿河区の駿河総合高校。

「地震が起きた!」

この日、1年生が撮影していたのは幼稚園や保育園の子供たちが遊びながら防災を学ぶ動画。

~防災色鬼(いろおに)の説明~
生徒 「一番左が火事の絵です。真ん中の絵が地震の絵です。右の絵が津波の絵になっています。火事の所ではこのポーズをします。地震の所ではこのポーズをします。津波の所ではこのポーズをします」

このグループの「防災色鬼」は、鬼が指示した絵の災害から身を守るポーズをとる遊びだ。

生徒 「地震!鬼が地震と言ったので子供たちは地震の方に行きます。1人だけ津波のところに行ってしまったので、この1人は鬼に捕まります」

間違えた生徒 「間違えちゃった!」

新型コロナの影響で、園児と触れ合う保育実習が今年は中止に。

先生「これ(カメラの)角度は動かせる」
生徒「でも下まで床まで見たいんですよね、このポーズが(見えないので)」

「ダンゴムシのポーズ」は、地震の揺れと落下物から身を守るため、頭を守って小さくなる大切なポーズだ。

動画だからこそ、画角はもちろん遊びや動きを説明するテロップなど、編集にもこだわった。

さらに…

生徒 「揺れがきたぞ!グラグラ、突然地面が大きく揺れ始めました」

アリやダンゴムシが、地震の揺れや落下物から身を守る行動を伝える紙芝居も披露した。

生徒 「木からミカンがたくさん落ちてきました。ダンゴムシ君は転がって、ミカンが落ちてこない場所に移動しました。まるまるまる、ダンゴムシ君は丸くなって、揺れがとまるのを待っています。キリギリス君はどうでしょう?」

キリギリス役の生徒 「どうしよう、どうしよう」

生徒 「キリギリス君は困っています」

いざという時に必要な行動を、遊びの中で身に付けてほしい。

生徒 「もしもの事があった時に小さい子に役立ってくれたらと思います」

別の生徒 「静岡も南海トラフとか言われているので、いつでも思い出して使えるようにしてほしいなと思います」

~防災じゃんけん~

「最初はグー、じゃんけんぽい」

高校生が作った動画は、今後、市内の幼稚園や保育園などに配られる。

生徒たち 「みんなも一緒に遊んでみてください、ばいばーい」

https://www.sut-tv.com/news/indiv/12962/